【スルリと喉を通る“ギュッと果実”】 2018年は非常に暖かく乾燥していたため、本品種の成熟には良いヴィンテージとのこと。色の充実、抽出、風味ともにバランス良く醸造が進んだ。フレンチオークで12ヶ月。ノンフィルター、清澄剤不使用、瓶詰め前に少量のSO2。 カシスやサワーチェリー、ジャムのように甘く煮詰めたニュアンス。クローブなどスパイス。程よい酸とジューシーな果実味が。タンニンは優しく、スパイシーな風味も。 <total sulphur dioxide : 42mg/L> ────────── ■原産地：チェコ共和国, モラヴィア地方, ミクルチチェ村 ■品種：カベルネ・モラヴィア ■タイプ：赤・ドライ ■生産者：Petr MARADA［ペトル マラダ］ ■度数：11％ ■キャップタイプ：コルク ────────── 【カベルネ・モラヴィア について】 「カベルネ・フラン」と「ツヴァイゲルト」の交配種。その名の由来となったチェコのモラヴィア地方で開発・育成され、主に使用されています。 チェコにおけるブドウ畑の総面積の1％に満たない栽培量ですが、高品質なワインを産む代表的な品種と捉えられている向きもあります。 成熟は遅め。病害にも強く、安定して収穫できるほどに現地では適した品種ですが、もちろんながら収量制限をしなければ平坦な味わいに成り下がります。 深くしなやかな色調。カシスの香りが強く、チェリーやマーマレードのような香りを放つワインにも出会います。また、しっかりとしたタンニンも持ち合わせます。